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SINGA宝塚クリニック

                   

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林先生のコラムColum

会員登録ありがとうございます。
日々の診療を通じて、医療や健康について考えさせられることを書き綴っています。
少しでも、心から元気になっていただけるきっかけをこのコラムで見つけていただくことができればうれしいです。

2024.01.26

マイクロ波照射の有用性について

前田先生のご著書「がん治療に苦痛と絶望はいらない」との奇跡的な出会いから始まった私のCEATとの出会いから、今年で10年になります。横浜に何度か通う中で、奇跡的な患者さんの症例も目の当たりにして、がん終末期の緩和治療に取り組んできた私自身の診療は、大きなギアチェンジを迎えました。

意気揚々と始めたCEATでしたが、そんなに簡単に結果を出せるものではありません。縋るようにお見えになる患者さんも多く、期待したほどの効果もないまま治療を終える方もいました。もちろん、劇的な改善をされる方も中にはおられますが、抗がん剤との併用例が多く、薬剤主マイクロ波従は否めません。

このような例でもマイクロ波の貢献度はどれくらいあるのか?疑問に感じる日々が長らく続きました。

昨年の学会で、特別講演をして頂いた元理化学研究所の村上洋先生の講演の中で、細胞の含水率が低下していることが効果的な結果を生むようだが、マイクロ波の界面水に対する熱発生が生物効果をもたらしている可能性を知り、マイクロ波が相当に治療に貢献していることが理解できました。また、工学系の研究と臨床医学がコラボすることで更なる治療成績の向上につながっていくのではないかと感じ、意を新たにしました。

マイクロ波と薬剤治療のタイミングが良ければ、本当に奇跡的な結果をもたらすことも経験する一方、度重なる抗がん剤治療で、身体が疲弊してしまうと、マイクロ波の効果も恩恵もなくなってしまうのも現状です。

私自身の今後の課題は、併用する薬剤も抗がん剤のように身体にとって有害なものでなく、より安全でかつ有用なものを日々探し求め研究していくことであると考えています。

 

2022.04.15

病気を辞める目的

病気を辞めるためには明確な目的がなければ中々病気を辞めることは出来ません。

そもそも目的がなかったり、目的がずれていたり自分の生き方に何か満たされない思いがあるときに病気となってその気づきを求めてくると言うか本来の自分からの病気を通して様々な気づきを得れる人は得られるはずです。

だから、病気を丁寧に扱っていく姿勢が大事だと思います。 

今日、ある患者さんにこのような問いかけをしました。

「病気が治ったら何をしたいですか?病気を治す目的はお持ちですか?」

すると、

「孫の成長を見守っていきたい。一緒に遊びたい。元気になって、もっと孫と遊びたいです」

と、答えられました。

お孫さんをお持ちの方ならこのお気持ちがよく分かると思いますが、私は一つどうしても引っかかりを感じました。

その方自身の本来の目的からズレているように感じたからです。何故なら、孫がいなければ存在し得ない目的というのは本来の目的ではないはずだからです。

本来の目的というのは、孫がいてもいなくてもあるはずです。その辺りをもっと深掘りしていくとより、テーマが浮き彫りになると思います。 

これは、日々の臨床で同じように自分自身に突きつけられる問題でもあります。

 

色々あげていますが、私やスタッフが全て出来ているという前提で書いているわけではありません。私も含めて1人1人が現れてれいる課題を処理していくということ。みんな同じように自分自身と向き合わざるを得ない、向き合っていかなければならないという前提で私はここに書いているので、私が全て出来ているという前提での話ではないということを知っていて頂いて、一緒につかみ取っていけたらなという思いで書いています。

2022.04.14

病気になる理由

病気になるにはそれなりの理由があるのは事実です。

何故かというと、当たり前ですが生活習慣が乱れて食べ物が悪かったり、暴飲暴食をしたり、過重な労働をしたりとかストレスフルな生活をしたりとか、人間関係のあつれきやストレスを感じていたりとか、問題は皆さん抱えていますが一番重要なのは、その、処理の仕方が大きな病気に発展するかどうかの分岐点になります。

例えば、「暴飲暴食」

暴飲暴食の原因をただのストレスで終わらせ胃薬を常備薬として置いておくのか、何故、暴飲暴食に走ってしまうのか問題を探り解決に導くかでその後の体調に大きな違いが生まれます。

満たされない思いがあったりとか、食べることによってストレスを発散しようとしたりとかそういうのも背景にあったりしますよね。そこを解消し、乗り越えないと暴飲暴食そのものが辞められません。

そうさせてしまう自分自身の内面の問題が大きくその背景に関わっていることがお気づきになるかと思います。

暴飲暴食に限らずどんな病気でも1人1人抱えている問題があります。地道な作業ですが、一つ一つ丁寧に解きほぐしていかないと一足飛びには行きません。

 例えば、自分自身がこうしたいと思っていることを、周りの目を気にするあまりにその欲求を抑えてしまっていたり、また、周りの目を気にしすぎるあまり義務感でやっていたり、また、そういう環境に置かれている場合、内心の居心地の悪さから「それを改善してくれ」という語りかけが、病気という表現で現れてくるということを臨床で経験します。 

本来の自分自身の願いからずれていないかな、また、そういう生き方をしてきてなかったかなってということを探りつつ、それを気付かせようとして病気が生じているという視点からひづみに気付いていきたいものですね。 

 

2022.03.02

SINGA宝塚クリニックの目指すところ

患者さんは、クリニックへどのような印象を持たれていますか??

普通の医者ならこんな質問はしないと思います。

なぜなら、「病気を治すために行くところ」に決まっているから。

病気を治してくれないなら、行って治療を受ける意味がないと思われる方が大半だと思います。

 

今日は、そんなあなたの思い込みにメスを入れたいと思います。

 

当院で行う治療は、究極的な目的のための手段であって、“治療”自体が何かを解決してくれるものではありません。

そこが他のクリニックの治療目的と全く位置づけが違います。

身体に害のない優しい治療(手段)に取組みながら、本当の思考パターンや考え方の癖から解放されて、新たな自分自身を発見していく場にしたいというのが当院の究極的な願いです。

病気を治すのは病院や医者、薬ではありません。

あなた自身に備わっている、名医(自ら治そうとする力)です。

その、名医の力を最大限に発揮し、病気を辞めるお手伝いをすることが当院の役目で、それが選ばれる理由になってもらえたらなと願います。

2022.01.22

個々に違う医療内容

当院は、癌活性消滅療法学会が認める認定医療施設として認知度を高めていますが、治療内容はこれだけではありません。

開業当初から、分子整合栄養医学に始まり高濃度ビタミンC点滴、オゾン療法、プラズマパルサー、水素点滴や最近に至っては再生医療の分野にも取り組んでいます。

この、どれもが身体にやさしい治療法です。

ただし、残念ながらどれか一つの治療だけを継続的に行っても完治するというモノはありません。

身体レベルに合わせて必要な治療の組み合わせが大切です。

例えば、その方の不調の要因が恐らく酸化還元電位が高くなっていて即ち酸化ストレスがかかりすぎて身体の電位が酸化側にシフトしすぎることによって起こった不調ならば、プラズマパルサーがかなり有効でとっても役に立つ治療になります。

マイクロ波は、がん活性消滅療法と言われていますが温熱治療の一種です。

身体の血流が悪く冷えて凝り固まっているところに癌の活性エネルギーが蓄積されているため、マイクロ波を照射し血流を促すことには非常に有効です。

オゾンクレンジングは、末梢循環をよくするために有効です。病気の背景に慢性の炎症がある方、末梢の循環の悪い方(冷え性、手先足先が冷たい)は、末梢が低酸素になっています。他にも、肩こりや慢性疲労、抗アレルギー作用、がん、悪性リンパ腫、の補完として取り入れています。

栄養素の過不足が問題ならば、血液検査をして栄養状態の分析を行い必要な栄養素を補うことが大切です。

胃もたれや、胃の不快感が続くようなら胃薬を飲むよりも、消化酵素が不足している場合が多いので消化酵素を補うことを試された方が本質的な改善につながることもあります。

あなたの不調がどういう身体的なレベルの不調に起因しているか原因に起因しているかによって、アプローチを変える必要があります。

残念ながら一つのアプローチで全てが網羅出来るわけではありません。

どれが一番適切なアプローチかは、その時に応じて考えないといけません。

それは人からマイクロ波を勧められたからするとか、プラズマパルサーが良いよと勧められたからするのではく、どの身体的レベルの特徴を持った不調なのかを見極めながらご自身にあったことを取り入れないとピントがずれていきます。

 

ごく稀に、一つの問題で解決出来て非常にシャープに効く場合もありますが、一般的な病は複合的な要素でその不調が成立しているため一つの治療だけでその不調をとることは難しいと思います。

まずは、どういうレベルのどういう不調かというのを見極めて、よく探っていかないと究極的な解決策には到達しません。

ただこれらは、身体的なレベルでのアプローチです。

本来はもっと大切なところからのアプローチがありますが、それは個別の対応によって解決の糸口を見つけていかなければならないので、それに関心のある方はご一報下さい。

2022.01.18

サプリメントを最大限有効に飲む秘訣

当院では、お薬の処方はしていませんが、必要に応じてサプリメントの処方をしています。

食前なのか、食後なのか?飲む量などをお伝えするのは大前提ですが、それ以上にもっともっと究極的に深いところでサプリメントを有効的に働かせるために大事なことがあります。

実は先日もある患者さんにこの話をしたところ、口をポカンと開けられあっけにとられていました。

患者さん: 「えっ。そんな風に思って飲んだことありません。そやね。今日からそう思って飲みます。」と、言われました。

たった一つの考え方で180度有効性が変わってきます。

サプリメントの効果を最大限引き出し身体の中で有効に働いてもらう飲み方が気になりましたら、ご一報下さい。こっそり、教えます。

 

 

2022.01.01

収穫 

去年は、世界中の人々がコロナに対して”ワクチン接種”という一つの大きな取組みをこぞってやった年でした。

その目的というか思いは病気(コロナ)を予防する為だったと思います。

ただし、ワクチンで予防できるかどうか?は別にして・・・。

ここだけの話、私は元々ワクチンで病気を完全に予防できるなんて思っておりません。やはり自分の自然な免疫力を高めていくことの方が遙かに大事なので、これまでこのことに取り組んできました。

それが一番ナチュラルであって、免疫力の向上に繋がると信じているので。自分自身の免疫を高めることに尽きると思います。

しかしながら、年齢を重ねると免疫の非常に重要な器官である胸腺が脂肪変性して、新しい”敵”に対処できなくなっていまいます。

昨年取り組みだした新たな治療として再生医療と言うモノがあります。

胸腺の機能を再生していき免疫のネットワークを保管するというものです。

今までにないアプローチを学ぶことが出来た年でした。

手応えを感じることが出来、私が今まで求めていた“治療の本丸”に辿り着いたような感覚を得たことが今年の医療の最大の収穫かな

と思います。

今年は、さらにこれを実証していけたらと思います。

 

 

2021.12.30

MMJ医療提携

この度MMJメンバーであるSINGA宝塚クリニックは、ヨーロピアンウェルネスアカデミーと医療連携を行うことが出来るようになりました。

「ヨーロピアンウェルネスアカデミーとは、患者固有の統合生物学的医療を通じて慢性健康障害を細胞レベルまで評価、治療、予防するという哲学に基づいて設立されています。経験豊富な医師やアンチエイジングの専門家が、健康への全体的なアプローチのために、最小限の侵襲性のツールと技術を使用して治療とヘルスケアを提供しています。スイスに拠点を置く細胞治療とバイオメディカルサービスは、世界中の認定センターで提供されています。」

この連携により、当クリニックでもヨーロピアンウェルネスアカデミーで提供される医療を受けることが出来ます。

早期老化は、身体の不快感や進行した生物学的な年齢に繋がります。

早期老化の評価と診断、欠陥の再生を支援する手順のデトックスと身体機能の活性化を行い遺伝性要因による老化を制限し、早期老化の影響や外的要因による老化の影響を減少していくことを目指します。

ここでは、徹底的な内部浄化と再生療法であなたの早期老化に寄与する根本原因に取り組みます。

 

 

 

2021.12.22

SINGA宝塚クリニックの医療観

読者登録有難うございます。

SINGA宝塚クリニック院長 林博文です。
これから、不定期ではありますが私の想うことをあげていきたいと思います。

本日は、「SINGA宝塚クリニック」の理念についてお伝えしたいと思います。

生物は本来「回復力」「治癒力」「復元力」を持ち合わせています。人間だけがいつのまにか、本来の自分の力を信じて治癒することを忘れかけています。
例えばがんを宣告された場合、現代医療のみで治療をするとなれば「抗がん剤」「手術」「放射線治療」があります。症状によりこれらの治療で快方に向かう場合ももちろんあります。
ただ、これらに頼りすぎて本来の身体のバランスを大きく崩すこともあります。

当クリニックは、本来人間に備わっている「回復力」「治癒力」「復元力」を出来るだけ最大限発揮出来るよう様々な角度からのアプローチを追求しています。

例え重い病気をもっていたとしても、まだ、機能して生きているわけだからその力を最大限発揮できるような環境作りをすることで十分盛り返すことができます。
経験として何人もそのような患者さんを見てきたから決して諦めない。だからといって、身体を追い詰めるようなアプローチをするのではなく、ひたすら身体の環境をよくするということを丁寧に追い求めて、人間の持っている力を信じて、最大限引っ張り上げるそういう観点で医療に取り組んでいます。

ではなぜ、私がこのような医療観になったのか

今から45年前、母をがんで亡くしました。
当時高校3年生だった私は、看病をしながら受験勉強をしていたため思うように勉強もできず看病も心底思いやって出来ていませんでした。
それでも、どうにか薬学部に行き製薬会社に就職して薬について研究しました。

ただ、ようやく就職して研究していても薬で人の命を助けることは出来ない。医療者としてどうにか苦しんでいる人の役に立ちたい。今の仕事ではそれを叶えることはきっと難しい。心に引っかかりがある日々を過ごしていましたが、やはり自分の心に嘘はつけない。そう思って、医者になる道を選びました

どんな医者になりたいか?そう考えたときに一番始めに浮かんでくるのはやはり、母の最後の姿でした。治療の為に抗がん剤を服用し、その副作用に苦しめられ辛そう。ただ、見ているしか出来なかった自分がもどかしかった。
緩和医療に精通した医師になる。そう決めました。

この時点で、もう普通の医者とは志が違っていたと思います。
研修医を経て臨床を積み、福岡の病院で緩和医療を学びました。

福岡での3年間は、○○○でした。
その後、大阪に戻り100年以上の歴史を持つ湯川胃腸病院での新規ホスピスの設立に加わり14年勤めました。

ホスピスというと、治療を諦め絶望的になる方がいらっしゃいますが決して諦めなくて良いことを数々体験しました。
このホスピスでの経験がSINGA宝塚クリニックの基盤になっていると言っても過言ではありません。

ホスピスで私はがんの患者さんの最後を3000名以上看てきました。
主治医の言われるまま抗がん剤をやり続け、もう抗がん剤さえ出来なくなって転院を勧められた方、放射線を線量一杯まで当て全身がひどい火傷のような状態になっている方、手術してがんは全部摘出したからもう大丈夫ですと太鼓判を押され、そのまま何もせず、2年後全身にがんが広がって末期状態で見つかった方など、皆さん三大治療と必死に戦って、やり尽くしたけども結局は効かなかったという方が最終的にホスピスへ辿り着く。
ここまで身体を打ちのめさなくても良かったのでないのか?という思わされることが何度もありました。

ただ、とことん打ちのめされている方でも身体をいたわるようなアプローチをすると回復する方もいました。
だったら、もっと早い段階で取り組めばもっと快適でいい時間を過ごせたのではないか?
抗がん剤が全て悪ではないが、抗がん剤の使い方がやっぱ少し偏りすぎているのではないのか?
手術が必要な方がもちろんおられるが、それだけで事足りてその後何も養生せず、結局数年後にはまた、同じ病気を繰り返す方の多いこと。

本来の病気を生みだした身体に対し何も取り組まず、術後はほったらかしにして同じ条件でいるから又同じ病気を繰り返している。
そこに気付いて、出来るだけ早いうちから病気の芽を摘み、身体の環境を整えるということをすればもっと良い時間が得られるのではないのか?いうのが私の発想です。

一般的に代替医療をしているドクターは、抗がん剤はダメ、悪だ、手術、放射線で焼き切るだけではダメと一切の三大療法を完全に拒否しますが、うまく利用することも手段だと思います。
あくまでも、やらなくて良いならやらないに越したことはないが、どうしてもそれをしなければならない状況なら致し方ない時もあります。
三大治療が絶対に全て悪という捉え方をしなくても良いのではないかと思います。
ここぞというときに抗がん剤を使い、危機的状況を乗り越えた後は、しっかりメンテナンスすればすごく良い状態を維持できる人もいるからです。

どんな状態の方であれ環境を整えてメンテナンスすることがとても大切です。

2021.04.20

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